カウンセリングの現場から見たゲーム依存の原因など
小さいころからゲームやスマホの存在が当たり前になった子どもたち。 依存が心配ですよね。
ゲーム依存に関しては、学校カウンセリングでも保護者からの相談が多くあります。
いろいろな説はありますが、脳が破壊されるとかキレやすい子になるという情報を見聞きすると、親ならだれでも心配になってしまいますよね。
日々のカウンセリングを通して感じるのは、依存するにはそれなりの原因があるということです。
たとえば学校にも家にも居場所がないと感じている子や、衝動が止められない特性がある子が依存傾向にある場合が多いのかな、と感じています。
どこにも居場所がない子は不登校傾向の子が多い気がします。 Twitterなどはもちろん、最近のゲームはSNSの要素もあるのでリアルタイムで誰かとつながれるし、そこが唯一の居場所になり得るのだと思います。
スマホやゲームが居場所になるなら、取り上げるわけにもいきません。 他に居場所がないのですから。
まずは居場所となる、『安心安全な家庭』が大事ですが、見守ってあげるとか、一緒に同じゲームで遊んでみるとか、その子の興味に興味を持つ作戦でアプローチしてみてはいかがでしょう?
それが『家庭が居場所になる』第一歩になるかもしれません。
衝動が止められない子は、おそらくADHDの傾向が強い子かも。 脳に刺激を求めちゃったりね。 この場合は、親子で一緒にルールを決めてみてはいかがでしょう? この時、子ども主体で決めさせることをおすすめします。 子どもが納得できるルールで。
そして、決めたルールは親もしっかり守ること。 「今日だけは特別にいいや。」とか、「仕事で遅くなって声を掛けられなかったから仕方ない。」、なんて例外を作らないように、親も守れるルールを一緒に考えてみてくださいね。