☆ アトリエ ルアル の こども発達凸凹なび 2021年4月~ サイトOPEN ☆

ことばの発達と耳の聞こえ

なかなか言葉が出ない、増えない。発音が気になる。それ、耳の聞こえに問題あるかも?

 お子さんの言葉が遅れているように感じている方、あるいは1歳半健診や3歳児健診で言葉の遅れを指摘された方で、知能や発達の遅れのせいだけと思っている方いませんか?

 もしかしたら、耳の聞こえに何かしらの問題がある可能性も考えられます。

 そして、『耳の聞こえが悪い』要因も様々ですので、病院を受診して正確な診断があると、対策が練りやすいです。

 私事で申し訳ないのですが、我が家の話を例に挙げさせていただきます。
 小学校4,5年生まで舌足らずな発音が残っていたうちの子どもの話です。

 うちの子は幼稚園の頃に『滲出性(しんしゅつせい)中耳炎』と診断され、治療のため耳鼻科に通院していました。

 聞こえはある一定の高さの音が聞き取りにくく、集中力の問題もあると思いますが、時々こちらの声掛けに「え?」と聞き返すことがありました。 
 舌はどちらかというと長めの印象で、ぐるんと裏返しにできるほど器用でしたが、『さ行』と『か行』の発音が特に苦手でした。

 小学校2,3年の時にはクラスメイトから「〇〇ちゃんはなんでおとーたん(お父さん)って言うの?」とからかわれたこともあります。 担任の先生が心配してくださり、ことばの教室などの検討を提案していただきました。
 本人はあまり気にしてはいませんでしたが、私も、いじめに発展したら可哀相だと思い、病院の言語リハビリに1年ほど通わせることにしました。 しかし本人は全くやる気を見せず、あまり改善されませんでした。 
 
 ところが、3年生の時に滲出性中耳炎の手術をし、耳の聞こえが改善してからは、みるみるうちに発音も改善され、中学に入るころには全く気にならなくなりました。

 この子の発音の悪さの主な原因は、
 滲出性中耳炎による聞こえの悪さそれによる誤った発音の認識舌の使い方の不器用さだったと思われます。

 高校生になった今でも、経過観察で半年に1回ほど耳鼻科には通院していますが、発音に関してはクリアできました。

 当時は舌足らずなしゃべり方の我が子を可愛く思い、発音もそのうち治るだろうと高を括っていましたが、担任の先生の後押しがあり受診に繋がり、いろんな視点で見てもらえたことを、とても感謝しています。
 
 もし、お子さんの言葉の遅れや発音に関して、少しでも心配に思われていたら、ぜひ一度病院で一通りの健康診断を受け、お医者さんに相談してみてはいかがでしょう?

 耳だけでなく、口の中の構造(形)や舌の長さや力の入れ方に問題(不器用さ)がある場合もあるので、これも相談してみるといいかもしれません。

 単純に「この子は発達がのんびりだね」とか「能力が低いのかもね」と決めてしまわず、様々な立場の専門家からあらゆる角度で見てもらい、判断する必要があるのでは、と思います。

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