音読嫌い、何をすればいい?
さて宿題の音読の時間だぞ、となると拒否感を示すお子さん、いませんか?
「面倒くさい」「そんなの読めるし」などと理由を言ってはやらずに済ませようとします。
それって、もしかしたら面倒くさいのではなく、『読めない』のかもしれません。
実際に、すでにスラスラ読める物を改めて何度も声に出して読むのが面倒だという子もいます。 しかし中には、文章を目で追うのが苦痛だったり、そのせいで上手く読めない(できない)自分をさらすのが嫌だったり、というお子さんもおります。
『マイペースには理由があった?』の記事でもお話しましたが、文字と音声が繋がっていないのかもしれません。
例えば『さかな』という文字を見た時、頭の中で即座に『さかな』と音声化して、更にはイメージとして『魚』の姿が思い浮かびますよね? でもそれが難しい子もいます。『さ』『か』『な』と1文字ずつやっとの思いで音声化していると『さかな』という単語として認識することも困難になります。 音声化することに時間がかかり、文章として内容を理解するのにも一苦労なのです。
やっと理解できた頃には授業は一歩も二歩も先に進んで行ってしまいます。 そうなると遅れを取り戻せないまま50分の授業時間が地獄のように…。
もしお子さんがそんなことで困っているのなら、ほんの1例ですが、まずは絵本や教科書を、1文字ずつ指で追い文字と音声が一致するようにしながら、ゆっくり読み聞かせをしてみてください。 ひらがなカードなどを使って単語を作る練習も良いでしょう。
お子さんと一緒に声に出してやってみましょう。
ポイントは、文字と音声のタッグです!良かったら試してみてくださいね。