《処理速度》の指標得点で見る得意と不得意
処理速度(PSI)の指標得点ではかれるのは、目で見た情報を、素早く正確に処理する能力です。
例えば、黒板の文字を素早く正確に書き写したり、漢字や英単語の書き取りといった単純作業が得意だったりします。
この処理速度が弱いと、
- 黒板を写すのが苦手で遅い
- 急かされるような場面ではパニックになりやすい
- 字を書く作業が苦手
などの困難さがみられます。
処理速度が遅いと、他の能力が高くても、社会的に困難を感じやすくなるかもしれません。
この場合は、黒板は書き写すのではなくタブレットで写真に残す、時間をたっぷりとって焦らせない、ノートではなくプリントを利用し大事なことのみ穴埋め方式で書かせる、などの支援があると良いでしょう。
作業に時間をかけたがために授業を理解する余裕がなくなるくらいなら、ICT機器などで力を補えるようにし、他の得意な能力を十分発揮できるようにしてあげたいものです。