自分の良いところ、いくつ言えますか?
自尊感情とは、自分が価値ある人間だと感じる感覚のことです。
自分のことをを好きだと感じ、自分を大切に思える気持ちのことです。
自尊感情が高い子は、
・自分に良いところがあることを知っている。
・家庭や学校などの身近なコミュニティーの中で、自分が役に立てていると感じている。
・将来への夢や希望、具体的な目標を持っている。
といった特徴があげられるのではないでしょうか?
ということは、逆に考えれば、自尊感情を育てるためには、これら3つの感覚を子どもに持たせれば良いということになります。
そのためには、親や先生などの、その子にかかわる周囲の大人が、その子の良いところを見つけて声を掛けてあげることが大切だと言えます。
子ども自身が自分で自分の良いところを見つけられれば良いのですが、それが難しい子であれば、周囲の大人が伝えてあげてください。
自分でも何となく気づいてたということでも、他人に改めて言われると自信になりますし、何より嬉しですよね。
「見ててもらえた」と感じることで、「認められた」「愛されている」と感じることができます。 それだけでも、自分は価値のある人間だと感じることができるのではないでしょうか?
そして自分でも自分のいいところを認め、自分を愛することで、自分自身が大切な存在だと気づきます。
自分の存在に価値を見出せないとどうなるか、想像できますよね?
「自分はダメなやつ」「どうせ自分なんて」「自分はいらない人間」だと思い込み、自分を嫌いになり、「もうどうにでもなれ」と自暴自棄になったり抑うつ的になったりします。
子どもが好きなことや楽しいと思っていることに大人が関心を示し、それを認めてあげるというのも有効です。
大人が、『子どもの興味に興味を持つ』。 これも大切なことだと思います。
ぜひ、子どもたちが自分の存在価値に喜びを感じ、将来に希望を持てるような対応をしてみてください。